レアルB・ラウル監督が白星デビュー　プレシーズンマッチ、久保ら10選手不在も

　日本代表MF久保建英（18）が所属するレアル・マドリードのBチーム（スペイン3部）を今季から率いる元スペイン代表FWのラウル新監督（42）が、初陣を白星で飾った。

　24日、プレシーズンマッチ初戦でセゴビアナ（スペイン4部）に2―1で勝利。地元マルカ紙によると、初采配となった新指揮官はサポーターからチャントなど声援を受け、試合中は時折ベンチから立ち上がって「もっと落ち着け」「次はできるぞ」など大きなかけ声と身ぶり手ぶりで指示を送った。米国遠征中のトップチームに帯同している久保、FWロドリゴら6人とU―19欧州選手権に参加中している4人の計10人が不在だった。

　昨年はレアル・マドリードの下部組織、カデーテB（U―15）を指導したラウル監督は、Bチームで16日から本格的に指導を開始。名門の将来を担う若手選手達に「激しさ、努力、そして何よりも、このクラブでは決して最後まで諦めずにプレーし続けることが重要だ」と心構えを説いていた。