令和初勝利の森保J 久保にくぎ付け!待ってました年少2番目A代表デビュー

[ 2019年6月10日 05:30 ]

国際親善試合   日本2-0エルサルバドル ( 2019年6月9日    ひとめS )

<日本・エルサルバドル>後半、途中出場し果敢にゴールを狙う久保(右)(撮影・白鳥 佳樹)
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 日本の至宝が衝撃の初陣を飾った。日本代表は9日、エルサルバドル代表と対戦し、後半22分に久保建英(FC東京)が史上2番目の年少記録となる18歳5日でA代表デビュー。ゴールこそならなかったが、強烈なシュートやチャンスメークで新風を吹き込んだ。森保ジャパンはFW永井謙佑(30)の令和1号を含む2得点で2―0とし、新元号初勝利を挙げた。

 日本中が待望した瞬間がついに訪れた。久保がユニホーム姿になると会場がどよめく。「タケフサ」コールとともに万雷の拍手。「ワーッと(歓声が)聞こえてきてヒシヒシと期待を感じた」。後半22分、MF南野に代わってピッチに立った。18歳5日でのA代表デビューは2番目の年少記録。その一挙手一投足に3万8092人の視線が注がれた。

 あいさつ代わりのプレーは同28分だ。スペースに飛び出しパスを要求。受けると、DF2人を華麗にかわして強烈なA代表初シュートを放つ。「キックは下ではなく上を狙っていた。巻こうと思っていたがボールが浮かなかった。そこまでは狙い通りだった」。GKに防がれたが、会場を熱狂の渦にいざなった。

 3バックから基本の4バックに戻った布陣でトップ下に収まった。最前線にはFW大迫、左に中島、右に堂安。森保ジャパンの主力に囲まれ堂々と振る舞った。「トップ下はやりやすいし、問題はなかった。みんなが気遣って気持ちよくプレーさせてくれた」。その後もワンタッチパスでチャンスをつくり、ゴール前に果敢に飛び出すなど輝いた。

 ボールを運びながら常に視線は上を向き、最善の策を選択。18歳のあどけなさの残る顔とは裏腹にプレーには貫禄すら漂う。久保は今季、J1で首位を走るFC東京で主軸に成長した。見逃せないのはフィジカル面の成熟だ。小学5年時から体づくりの指導をしているプロトレーナーの木場克己氏は「体幹の強さはトップクラス」と明かす。「ドリブル時に頭がブレないので、急加速、急停止、急旋回してもバランスを崩さずに正確にボールを扱える。シュートの足の振りが速くなり、ミート力やパワーもアップした」。今季も時間が空けば個人トレーニングに通い、幼少期に口にした「メッシみたいになりたい」という言葉を有言実行する。

 そんな18歳には夏の移籍市場で古巣バルセロナの永遠のライバルとなるRマドリードが破格の条件を提示。場外戦で“クラシコ”が勃発した。パリSGも獲得に動いている。

 14日からは強豪が集う南米選手権に臨む。「今日はチャンスがあって決め切れなかったので、南米選手権ではしっかりゴールを取りたい」。世界に特大の衝撃を与える準備は整った。

 ◆久保 建英(くぼ・たけふさ)2001年(平13)6月4日生まれ、川崎市出身の18歳。11年9月にバルセロナの下部組織入り。15年5月からFC東京U―15でプレー。同U―18所属時の16年11月5日のJ3長野戦で、15歳5カ月1日でのJリーグ史上最年少出場を果たす。1メートル73、67キロ。利き足は左。

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