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久保争奪戦にレアルも参戦!長期契約&破格年俸で一躍最右翼 4日海外移籍解禁

[ 2019年6月4日 05:30 ]

ボール回しで笑顔の久保(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 サッカー日本代表MF久保建英(18)の獲得に、スペインの名門レアル・マドリードが本格参戦したことが3日までに分かった。関係者によれば久保の実力を高く評価。古巣となるバルセロナをはるかに上回る破格の条件を提示しているという。4日に18歳の誕生日を迎え、海外移籍解禁となる日本の至宝の獲得には、フランスの名門パリ・サンジェルマンも動いていることが判明したばかり。スペインの名門2チームによる“クラシコ”も勃発した形だ。

 日本の至宝を巡る争奪戦は、ついに“クラシコ”まで勃発した。古巣・バルセロナとの復帰交渉が難航する久保に対し、名乗りを上げたのは永遠のライバルとなるRマドリード。複数の関係者によれば、“白い巨人”は4日に海外移籍が解禁となる久保獲得に本格参戦。本気度は想像以上に高く、関係者は「条件はバルセロナをはるかに上回っている」と証言した。

 久保は6月1日でFC東京との契約が満了。バルセロナとは3年の仮契約を結んでいるが事実上はフリートランスファー(違約金なし)の身。バルセロナとの交渉が暗礁に乗り上げた中、既にフランスの名門パリSGが獲得に名乗りを上げているが、さらに世界屈指の名門が争奪戦に加わった。

 関係者によれば、Rマドリードは従来から久保の実力を高く評価していたというが、今年に入りJリーグで首位を走るFC東京で主軸に成長したことで評価がアップ。契約年数はバルセロナの3年より長く、年俸も桁違いの条件を提示しているという。しかもパリSGと比べ、Rマドリードはバルセロナ同様に3部に所属するBチームを保有。ブラジルの新星、18歳のFWビニシウスが今季Bチームから昇格したように、公式戦の出場機会が豊富にある。さらに、すでに久保が習得しているスペイン語圏ということもあり、現時点で最有力との見方もある。

 初招集されたA代表合宿の2日目となった3日は17歳最後の一日。公開された冒頭15分では、槙野のいたずらに大爆笑する姿も見られるなど、リラックスした表情を見せた。ますます注目が集まる令和のスター候補。Rマドリードには下部組織でプレーする“ピピ”こと15歳の中井卓大も所属している。久保の加入となれば、将来的にはクラブだけでなく日本代表でのコンビ結成の可能性も出てくるなど、夢はますます広がりそうだ。

 ▽レアル・マドリード 1902年にスペイン・マドリードをホームに創設。欧州チャンピオンズリーグ(CL)優勝13回、スペイン1部リーグ優勝33回(ともに最多記録)を誇る名門で、00年にFIFAが20世紀最高のクラブに選出。17~18年収入は7億5090万ユーロ(当時約940億円)で世界1位(監査法人デロイト調べ)。チームカラーは白で、愛称は「白い巨人」。本拠地はサンティアゴ・ベルナベウ(8万1044人収容)で22年まで改修中。

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