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川崎F 高さのダミアンで自慢の攻撃に幅 V3へ順調仕上げ

[ 2019年2月10日 05:30 ]

練習試合   川崎F4-3G大阪 ( 2019年2月9日    南城市陸上競技場 )

<川崎F・G大阪>アシストをマークした川崎F・ダミアン(左から2人目)
Photo By スポニチ

 王者・川崎Fが順調な仕上がりだ。沖縄合宿最終日の9日にG大阪と練習試合を行い、主力組が出場した1、2本目までは3―1で圧勝。既存選手と新戦力が見事に融合し、映像など修正を図ってきた鬼木監督も「形になってきている」と手応えを口にした。

 圧巻は2本目の15分。新加入の元ブラジル代表FWダミアンが家長の左足クロスを頭で中に折り返し、走り込んだ小林が頭でネットを揺らした。小林が「(中に)2枚ターゲットがいる。そこが去年と違う」と言えば、1メートル87の長身ダミアンも「徐々に良くなっている」と手応え。昨年までなかった高さを生かした一発はまさに進化の証だった。

 リーグ3連覇はもちろん「複数タイトル」を目標に掲げる今季。新戦力がもたらすプラスアルファは必須条件だが、中村は「新戦力を生かすために、既存選手たちが変化を加えるところは凄く柔軟性があった」と満足げ。まずは今季公式戦初戦、16日の浦和との富士ゼロックス・スーパー杯(埼スタ)で進化と強さを見せつける。

 《アジア杯故障離脱 守田実戦復帰》MF守田が実戦復帰を果たした。アジア杯の日本代表に選出されながら、大会前の合宿で右太腿裏を負傷して離脱。全治6〜8週と診断されていた。この日は2本目の開始時から約30分間プレー。富士ゼロックス・スーパー杯出場も浮上し「開幕前に試合ができたのはプラスに捉えたい」と話した。

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2019年2月10日のニュース