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堂安、サウジ討ち再び金髪弾!染め直して1次Lから心機一転

[ 2019年1月20日 05:30 ]

散髪して気合を入れなおした堂安(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 アジア杯に出場している日本代表は、21日の決勝トーナメント1回戦サウジアラビア戦に向けて試合会場のあるシャルジャで調整した。右MFでの先発出場が濃厚なMF堂安律(20=フローニンゲン)は、1次リーグでのプレーに不満を感じていたこともあり、前日に髪を金色に近いアッシュカラーに染め直して心機一転。自らのゴールで一発勝負を勝ち抜いていくことを宣言した。

 練習会場に現れた堂安の頭が光っていた。前日に日本人美容師に髪を切ってもらい、これまでの黒髪から、まるで金色のような「アッシュカラー」に変更。3時間もかかった散髪を「タフな戦いでした」と話して周囲を笑わせた20歳は、その理由を問われると、言葉に力を込めた。

 「心機一転です。グループステージが終わって、僕自身、まだまだできると感じています。それ(良くなかったところ)を取っ払いたいなと思って髪の毛を切りました」

 1次リーグ初戦のトルクメニスタン戦でチームの3点目を奪い、アジア杯での日本代表史上最年少となるゴールを決めた。ただ、全くもって満足はしていない。「もっと得点を取れたし、まだまだ自分の力を出せる。もっと、貪欲にならないといけないし、このままじゃ本当にダメだなと思っている」。胸にあるのは向上心と危機感だ。

 「(1次リーグ)3試合を振り返って“僕が勝たせた”と胸を張っていえる試合はひとつもない。僕の特長はゴールだと思うし、それしか頭にないぐらいでピッチに立ちたい。“僕が優勝させたる”ぐらいの気持ちで。もっと欲を出して、欲の塊で試合に臨みたい。自分の力を証明したい」

 U―19日本代表として臨んだ16年10月のU―19アジア選手権。決勝でPK戦の末に下した相手がサウジアラビアで、その大会でMVPを獲得した堂安は金髪だった。「縁起のいい髪形やと思う」と笑ったレフティー。その色に負けない輝きをプレーで放ち、森保ジャパンを頂点まで引っ張っていく。 (西海 康平)

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