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鹿島3季ぶり4強!DF山本 右膝手術から復帰し2得点の活躍

[ 2018年9月10日 05:30 ]

川崎Fに勝利し、サポーターの声援に応える鹿島・山本
Photo By 共同

 ルヴァン杯準々決勝第2戦の4試合が行われ、鹿島が川崎Fに3―1で勝利し、2戦合計4―2として4強入りした。前半28分と37分にサイドバックのDF山本脩斗(33)が2得点を挙げる活躍。4強入りは、優勝した15年以来3季ぶりとなった。準決勝は横浜と来月10日にホーム、14日にアウェーで対戦する。22年ぶり4強入りの湘南は柏と対戦する。

 経験値の高さゆえの、勘だった。攻撃は反対サイドで組み立てられ、自身はノーマーク。サイドバックの山本はペナルティーエリア内まで走り込み「来い」と願った。倒れ込みながらこぼれ球を右足で合わせた。頭での先制点に続いて、値千金の2点目となった。

 1試合2得点は「サイドバックでは初めて」。4月に左膝後十字じん帯を損傷。手術を経て復活を遂げた。チームとしても川崎Fからの白星は17年元日の天皇杯決勝以来公式戦5試合ぶりとなった。

 チーム状況はいいとは言えなかった。1―1で終えた川崎Fとの第1戦も含め、球際の気迫に欠け、先制しても勝ちきれない試合が2試合続いた。39歳のMF小笠原を中心に、選手間での話し合いの場を設けた。PKで1点を返されても、後半27分に再びFWセルジーニョが追加点をマーク。「チーム全体で90分切らさずできた」。視界に捉えた国内主要タイトル20冠目。鹿島らしいしぶとい勝ち方が戻った。

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2018年9月10日のニュース