×

青山 W杯後初戦最年長スタメン濃厚「結果で示す」

[ 2018年9月10日 05:30 ]

<日本代表練習>ウォーミングアップをする青山(左)と佐々木(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 日本代表は9日、11日のコスタリカ戦(パナS)に向けて大阪府吹田市内で非公開練習を行った。主将に任命されたMF青山敏弘(32=広島)は、中盤の底で先発出場することが濃厚。W杯後の初戦としては日本代表史上最年長となる、32歳201日で迎える一戦へ入念に調整した。森保ジャパンの初陣で、指揮官の申し子が円熟のプレーを見せる。 日本代表メンバー  日程&結果

 降り続ける雨の中でも、強い覚悟が見えた。札幌から移動した大阪で行われた初練習。冒頭15分のみが公開された中で、青山は常に最前列でメニューをこなした。森保ジャパンの初陣に向け、徐々にテンションは上がってきた。

 「(地震が起きて)こういう難しい状況だからこそ、一つになれることもあった。雰囲気もいいし、プレーの内容も手応えを感じているんで。結果で示さないといけない」

 コスタリカ戦を32歳201日で迎えるチーム最年長。過去、W杯後の初戦では10年9月のパラグアイ戦に出場した中沢佑二の32歳191日が歴代最年長で、これを超えることになる。チームを束ねる役割を託された新主将。それでも「若手に伝えるためだけに来たわけではない」と話してきたように、自らのアピールの場とも捉えている。

 昨オフに広島のフィジカルコーチに就任した池田誠剛氏(57)の下、チーム始動から肉体改造に着手してきた。パワーに頼っていた部分を改め、弱かった箇所を機能させ各パーツを連動させることも意識した。「毎試合、新しい進歩が見られる。彼の努力は尋常じゃない」と同氏。右膝の負傷でW杯ロシア大会出場は逃したが、首位を走る広島を支え、再び日本代表に名を連ねた。

 「速いテンポでもやれるけど、緩急をつけないといけない。(周りと)スイッチを共有しながらやりたい」

 4年後へ、新たな船出となる森保体制の初戦。その申し子が、力を証明する。

続きを表示

2018年9月10日のニュース