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本田 引退示唆!?「挑戦したいことがたくさんある」

[ 2018年4月30日 05:30 ]

メキシコリーグ・後期第17節   パチューカ0―0アトラス ( 2018年4月28日 )

激しく競り合うパチューカ・本田(右)
Photo By 共同

 レギュラーシーズン最終戦を勝利で飾れなかった。前半途中には雹(ひょう)が降り注いで中断し、両チームに1人ずつ退場者が出る大荒れの展開。フル出場した本田は後半37分に放ったミドルシュートがGKに阻まれるなど無得点だった。パチューカ退団を示唆した本田に対し、応援席には「本田さん、行かないでください」と記された日の丸の横断幕が掲出された。プレーオフ進出は、暫定9位のUNAMの結果次第となった。

 メキシコ紙マルカ・クラロ(電子版)が28日、パチューカの日本代表FW本田圭佑(31)の独占インタビューを掲載した。自らのツイッターで示唆したパチューカ退団の理由は金銭面の問題ではなくサッカーにとどまらない強い野心であることを明かした。

 「私は31歳で、W杯期間中に32歳になる。私は大きな野望を持った人間で、サッカーだけでなく、挑戦したいことがたくさんある。この挑戦(W杯)の後にたくさんのことをしたい。だからパチューカと契約した時、1年契約と決めていた」

 本田はサッカー選手、経営者として二足のわらじを履く。自身の事務所がオーストリア、カンボジア、ウガンダ、米国という4カ国のプロクラブ経営に参画。貧困や教育など世界規模の問題に対しての危機意識を持ち、パチューカでは世界平和のピースの意味を込めて背番号02をつけた。プロサッカー選手として円熟期の三十路を超えたことを考えれば、現役引退を意識した発言とも受け取れる。

 本田はかつて「いずれは(代表を)外れ、サッカーもやめる。何てことない自然の摂理」と言った。「集大成」として3大会連続の出場を目指すW杯ロシア大会がサッカーキャリアの終着点となるか。その続きがあるのか。日本代表では06年ドイツ大会の1次リーグ敗退決定直後に中田英寿が現役引退した過去もあるだけに、去就にはさらに注目が集まる。

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2018年4月30日のニュース