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G大阪ホーム3連勝!倉田 代表アピール弾「本当に行きたい大会だけど…」

[ 2018年4月30日 05:30 ]

明治安田生命J1第11節   G大阪3-0鳥栖 ( 2018年4月29日    パナS )

後半23分、先制ゴールを決め祝福されるG大阪・倉田(中央)
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 J1第11節は1試合が行われ、G大阪は鳥栖に3―0と完勝した。MF倉田秋(29)が今季公式戦初得点となる決勝点など1得点1アシストの大暴れ。日本代表の森保一コーチ(49)が視察に訪れる中、W杯ロシア大会のメンバー入りへ、諦めない執念を見せた。

 奇麗な放物線を描きながらゴール左上に吸い込まれた。後半23分だ。「仕掛けた瞬間にコースが見えた。決めたろ!」と倉田。遠藤の縦パスを受けるとドリブルで少し持ち出し、左足を振り抜いた。鳥栖との“降格圏ダービー”で背番号10が勝利の立役者となった。

 良いところなく0―1で敗れた25日の湘南戦。「今の状況に危機感を持たないといけない。でも…もっとやらなアカンのは自分」。誰よりも責任を感じていた。その言葉通り1点だけでは終わらない。後半37分にはタイミングの良いスルーパスでFW黄義助(ファンウィジョ)のダメ押し点をアシストした。

 5月14日にはロシアW杯予備登録メンバー35人が決まる。前監督のハリルホジッチ体制下では昨年10、11月の親善試合に招集されるなどしたが、西野新監督の就任でメンバーは白紙。同じポジションには香川(ドルトムント)、柴崎(ヘタフェ)、森岡(アンデルレヒト)ら実力者がそろう中、当落線上にいることは理解している。

 「本当に行きたい大会だけどオレがどうこうできるワケじゃない。今はG大阪が上位にいくように集中する」

 チームはホーム3連勝。そして順位も一つ上がり16位となった。チームを勝たせ続ければ自然とW杯出場も近づく。「これから波に乗って得点、アシストをしていきたい」。倉田のロシアロードは、まだ終わっていない。

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