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ハリルJ 中島デビュー弾でマリとドロー 零敗寸前で劇的一発

[ 2018年3月23日 23:10 ]

<日本・マリ>後半、ロスタイムに同点ゴールを決めた中島
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 6月のワールドカップ(W杯)ロシア大会開幕を控えてベルギー遠征中のサッカー日本代表(FIFAランク55位)は23日、リエージュで行われた国際親善試合でマリ代表(同67位)と対戦。30歳の誕生日当日に代表デビューとなった右サイドバックの宇賀神(浦和)が与えたPKで前半に先制を許したが、代表初招集の中島(ポルティモネンセ)が後半アディショナルタイム(A・T)に決勝ゴールを決めて1―1で引き分けた。代表デビュー戦でのゴールは2015年8月2日の北朝鮮戦で決めた武藤(マインツ)以来。

 日本は9カ月ぶりに代表復帰した宇佐美(デュッセルドルフ)が即先発。前半11分にはその宇佐美が絶妙なスルーパスを出した。だが、これに走りこんだ久保(ヘント)のシュートは枠外に終わり、同23分の大島(川崎F)のミドルシュートは相手GKの好セーブに阻まれた。その大島は前半34分に左太もも付近を押さえて山口(C大阪)と交代。同36分には宇佐美の左CKに昌子(鹿島)が頭を合わせ、同41分には大迫(ケルン)のスルーパスに宇佐美が走りこんだが、いずれもゴールネットを揺らすことはなかった。

 そして迎えた前半42分、宇賀神がペナルティーエリア内でジェネポ(スタンダール)の体を蹴ってしまう痛恨のミスを犯してPKを献上。同44分にこれをディアビ(Cブリュージュ)に右隅に決められて先制を許し、前半を1点ビハインドで折り返した。

 ハリルホジッチ監督は後半開始から宇賀神に代えて酒井高(ハンブルガーSV)を入れ、後半15分には長谷部(フランクフルト)と宇佐美に代えて三竿(鹿島)と代表初招集の中島を二枚同時投入。後半20分には森岡(アンデルレヒト)に代えて昨季J1得点王&MVPの小林(川崎F)を入れ、同26分には久保に代えて半年ぶりに代表招集した本田(パチューカ)をピッチに送り出した。何度かいい形を作るもゴールを奪うことはできず時間が過ぎたが、後半アディショナルタイム突入後の49分、三竿の右クロスに中島が左足をダイレクトで合わせてゴールにねじ込み、劇的なドローに持ち込んだ。

 日本は27日にFIFAランク35位と格上のウクライナと対戦する。

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