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名古屋 侮れへん昇格組!攻守ガッチリ粘りの連勝、暫定首位

[ 2018年3月4日 05:30 ]

明治安田生命J1第2節   名古屋1-0磐田 ( 2018年3月3日    豊田ス )

前半8分、右足でゴールを決める名古屋FWガブリエル・シャビエル
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 名古屋はMFガブリエル・シャビエルの2試合連続得点で磐田を1―0で破り、07年以来開幕2連勝し、暫定首位に立った。

 地に足のついた強さがある。G大阪との打ち合い(2月24日)を制した次は、先取点を粘り強く守る1―0。07年以来の開幕2連勝で、名古屋が暫定ながら首位に立った。

 「こういう試合をギリギリで勝てたのは大きい。うちが強くなるためには、1点を最後まで守るのも大事」

 就任2年目の風間監督は引き出しの多さに胸を張る。元ブラジル代表FWジョーを軸にした攻撃力が2018年の看板。世界的ストライカーが不発でも、相棒の勝負強さがチームを救った。前半8分にクリアミスを拾ったMFガブリエル・シャビエルが2戦連発となる右足弾。「右?昨年も決めているし、どちらでも打てるように練習はしているから」

 ゲームメーカーの姿勢が頼もしい。昨年7月に加入し、J2ながら16試合で7得点15アシストをマーク。正確なパス、変幻自在のポジショニング、ここ一番の決定力は、利き足の違いはあっても、かつてのストイコビッチを想起させる。

 「シャビエルは賢い選手。常に僕の近くにいてくれるしね」

 ジョーが寄せる信頼も厚い。強固なホットラインで得点を量産し、守備陣は若さと粘りで経験値を積んでいく。攻守ともに“形”の燃える名古屋に、「昇格組」の響きが持つナイーブさはない。

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