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43歳DF山田卓也が引退 元ジーコジャパン 東京Vでは主将も「沢山の悔しい思いや、喜びの瞬間を…」

[ 2017年11月23日 16:00 ]

引退を発表した山田卓也
Photo By スポニチ

 サッカー元日本代表DF山田卓也(43)が今季限りで現役を引退することが23日、分かった。

 東京都町田市出身の山田は桐蔭学園高、駒沢大を経て1997年にV川崎(現J2東京V)入り。右サイドバックや右サイドのMF、ボランチなど様々なポジションをこなすユーティリティープレーヤーとして活躍し、主将としてもチームをけん引した。03年から04年にかけてはジーコジャパンにも選出され、国際Aマッチ4試合に出場。元日本代表MFラモス瑠偉氏(60)や同FW三浦知良(50=現J2横浜FC)が去った後の”チームの顔”としての重責を担った。

 その後、2006年からC大阪、07年から横浜FC、09年から鳥栖と所属先を変え、2010年からは米国のタンパベイでプレー。12年にはベストイレブンに選出されるなど”アラフォー”となっても衰え知らずの活躍ぶりを見せた。

 15年7月には元日本代表監督の岡田武史氏(61=日本サッカー協会副会長)がオーナーを務め、当時四国リーグだったFC今治入り。同年11月でFC今治を退団すると、翌16年はJFLの奈良クラブに移籍した。同年限りで奈良クラブを退団すると、JFLへ昇格していた古巣のFC今治へ今年8月に復帰したが、リーグ戦出場はなかった。Jリーグの通算成績はJ1が274試合23得点、J2が74試合5得点。

 山田はFC今治を通じてコメントを発表。「このたび私、山田卓也は現役を引退することを決断致しました。沢山の悔しい思いや、喜びの瞬間を味わうことが出来た21年間の選手生活でした。サッカーを通して分野を問わず沢山の仲間にも恵まれ、その全てが私の財産となりました。今後は今までの経験を生かせていけるよう、様々なことに挑戦、勉強をし、サッカー界はもちろん世の中の役に立てるように邁(まい)進していこうと思います。最後に、良い時も悪い時も叱咤激励してくださったサポーターの皆さん、多くのサッカー関係者の皆さんに感謝の意を表します」と感謝と別れのメッセージを送った。

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2017年11月23日のニュース