堂安　決めるぞ惜別弾！得点率１００％のＦＷで先発へ

明治安田生命Ｊ１第１６節   Ｇ大阪―川崎Ｆ （ 2017年6月25日    吹田ス ）

ホームの川崎Ｆ戦で先発濃厚のＧ大阪ＭＦ堂安
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　明治安田生命Ｊ１第１６節は２５日、９試合が行われる。オランダ１部フローニンゲンへの期限付き移籍が決まったＭＦ堂安律（１９）が所属するＧ大阪はホームで川崎Ｆと対戦。Ｇ大阪でラストマッチとなる堂安は得点率１００％のＦＷ起用が濃厚で、惜別弾を決めて世界へとの羽ばたく。

　志願の出場だった。そして堂安の思いに、長谷川監督も応えた。非公開で行われた最終調整。堂安は２トップの一角として試されたもようでラストマッチはＦＷで先発出場する可能性が高まった。

　「（移籍）決まったとはいえ、まだ今はＧ大阪の選手。ゴールを取りたい。いつも以上に、そう思っている」

　指揮官からはケガを回避するために出場をしない選択肢も与えられた。だが中学１年からＧ大阪下部組織に所属。７年間、お世話になったクラブへのせめてもの恩返しがしたかった。指揮官も「ならばサポーターの前でしっかりとプレーしてこい」と背中を押した。

　惜別弾への期待は高まる。ＦＷでスタメン起用された試合は今季リーグ戦２試合。大宮戦（４月２１日）ではプロ初得点を含む２ゴールを挙げ、横浜戦（４月３０日）では決勝点を挙げた。「変な感情はピッチに持ち込まないようにしたい」と平常心を心掛けるが、得点率は１００％。日本代表ＭＦ井手口も「律のゴールで勝てれば一番いい」と話した。

　試合後はセレモニーも予定されている。ただサポーターの心に深く刻まれるのは言葉ではなく、やはりピッチでの勇姿だ。勝てば首位浮上も見えてくる一戦。自らの得点で勝利に導き、最高のフィナーレを飾る。