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15歳久保フル回転!7日で3戦1次L、監督ターンオーバー示唆

[ 2017年5月17日 05:30 ]

合宿地を離れ都内に向かう久保(左)
Photo By スポニチ

 20日開幕のU―20W杯韓国大会に臨むU―20日本代表は17日、決戦の地、韓国に乗り込む。1次リーグは3試合を中2日で臨む厳しい日程だけに内山篤監督(57)はターンオーバーで乗り切る可能性を示唆。前日の親善試合ホンジュラス戦で存在感を示した飛び級招集のFW久保建英(15=FC東京U―18)も先発、ジョーカーとしてスクランブル態勢で臨む。

 先発に切り札に、あらゆる起用法で15歳がフル回転する。21日の南アフリカ戦から世界挑戦が始まる1次リーグD組の日本は、24日にウルグアイ戦、27日にイタリア戦と中2日で厳しい戦いが待つ。強豪ひしめくグループを勝ち抜くため、内山監督は「状況に応じて。相手(の状況)もあるので」と話し、登録メンバー21人を柔軟に入れ替える可能性を示唆した。

 前日のホンジュラス戦で途中出場した久保は、確かな技術と広い視野で決勝ゴールを呼ぶ活躍を見せた。「あれくらいはやりますよ」と指揮官の高評価は変わらない。疲労した相手を切り裂くジョーカーだけでなく、ターンオーバー制でスタートを任される可能性も十分にある。飛び級の15歳も「“チーム”というのが日本の特長だと思う。そのまま日本として良いところまで行けたら」と勝利のためにスクランブル出場も辞さない。

 準優勝した99年ナイジェリア大会超えを目指すチームはこの日、プール施設で疲労を取り、午後に都内へ移動。きょう17日に到着予定の韓国では1次リーグ4カ国が同じ宿泊施設となり、戦闘モードも一気に高まりそう。バルセロナ下部組織出身の15歳の“世界デビュー”がいよいよ近づいてきた。

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2017年5月17日のニュース