カズ、開幕２トップへ連係深化　三ツ沢クラブ初の全席完売

２６日の開幕戦で５０歳を迎えるカズ
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　Ｊ２横浜ＦＣのＦＷ三浦知良（４９）が２２日、２年ぶり開幕スタメンへ、最終調整に入った。２２日のシュート練習では常に昨季１８得点の主戦ＦＷイバと２トップを組み連係を深めた。「イバの周りにいればチャンスは来る」とカズ。１９日の練習試合（対Ｊ３相模原、２―０）では６５分間プレーし“今季初得点”もマーク。相性はいい。

　心配された左足親指の負傷も問題ない。９日に４針縫った裂傷は当初２０日に抜糸予定だったが、試合中の万が一の再発を避けるため開幕戦後に延期した。カズは「開幕戦のプレッシャーでドクターの手が震えてできなかった」と笑わせたが、本来なら十分、抜糸が可能な回復具合。「痛みはないよ」と話した。

　５０歳の誕生日と重なる２６日の松本との開幕戦は報道陣だけでも２００人以上となる見込み。「代表戦並みだね」とカズのテンションも高まる。しかも約１万５０００人収容のニッパツ三ツ沢球技場のチケットはクラブ史上初めて前売りで全席完売した。

　２２日はでん部に張りが出たため午後の練習を早めに切り上げた。２３日以降も状態を見ながらの調整となるが、問題なければ２トップでの先発は決定的。前人未到の５０歳シーズンへ、カウントダウンに入った。