福岡またまた１年で降格　悔しい井原監督「申し訳ない」

明治安田生命Ｊ１第２Ｓ第１４節 （ 2016年10月1日    パロ瑞穂 ）

＜名古屋・福岡＞完敗でＪ２降格が決まり肩を落としてあいさつする福岡イレブン
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　福岡・井原監督の信じた「ミラクル」は起きなかった。今季ワーストとなる５失点で名古屋に大敗。３戦を残して、年間１５位以上に上がれないことが確定し、昇格から１年でのＪ２降格が決まった。指揮官は「期待に応えられず申し訳ない」と厳しい表情で話した。

　Ｊ２だった昨季は終盤から昇格プレーオフ決勝まで破竹の勢いを見せて、５季ぶりのＪ１を決めた。井原監督は「Ｊ１でもある程度、通用するだろう」と見込んでいたが、上位との実力差は歴然。ここまでわずか４勝しかできなかった。

　クラブは２００６、１１年に続き、１年限りでＪ２へ逆戻りとなった。Ｊ１になかなか定着できない。井原監督は自身の進退については明言せず「残りの３試合、いかに意地を見せられるか」と言葉を絞り出した。

　≪福岡通算４度目の降格≫　福岡の来季Ｊ２降格が決定した。名古屋に敗れた福岡の年間勝ち点は１９のままで、残り３試合を全勝しても勝ち点２８止まり。勝利した名古屋が同２９、磐田に勝利した新潟が同３０となり、福岡の今季年間１６位以下が確定した。福岡のＪ２降格は通算４度目で、札幌、京都と並んでワーストタイ。降格した０１、０６、１１年に今季と、Ｊ１シーズンの４度連続降格はワースト記録となった。