ポルトガル　Ｃロナ不在で完敗　シュート数２８も無得点

相手と激しくボールを競り合うポルトガル代表ＦＷアンドレ・シウバ（左）

Ｗ杯欧州予選Ｂ組 ポルトガル０―２スイス

（9月6日）
　Ｗ杯欧州予選は６日に第１節の９試合が行われ、今夏の欧州選手権で初優勝したＢ組のポルトガルは、アウェーでスイスに０―２で敗れて黒星発進。ＦＷクリスティアーノ・ロナウド（３１＝Ｒマドリード）の負傷欠場が響いた。

　欧州王者ポルトガルが、まさかの黒星を喫した。１８年Ｗ杯ロシア大会に向けた欧州予選の初戦で、敵地でスイスに０―２で完敗。サントス監督は「もう欧州選手権のことは忘れなくてはならない。普段の力を出せなかったが、予選ではこんなことは許されない」と厳しく語った。

　指揮官が「序盤の１５～２０分はゲームを支配できた」と振り返ったように、敵地で好発進したかのように見えたが、欧州選手権１６強のスイスに足をすくわれた。前半２４分、今夏シャルケに移籍した１９歳の相手ＦＷエンボロにＦＫのこぼれ球を頭で押し込まれて失点。その６分後にカウンターを受けて追加点を許した。

　エースのＣ・ロナウドを欠いた攻撃陣は、シュート数で２８―５と圧倒しながら無得点。王者の敗戦は、欧州予選の厳しさを如実に物語る結果となった。