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小林7試合連続ゴール!川崎Fが16戦負けなしで首位キープ

[ 2016年8月7日 05:30 ]

<川崎・甲府>ヒーローの小林は子供からスイカをプレゼントされる小林

明治安田生命J1第2S第7節 川崎F4―0甲府

(8月6日 等々力)
 予感通りのゴールだった。2点リードの後半11分、中村のパスに反応した小林が右サイドから守備ラインの裏に抜け出した。右足でトラップして左足でシュート。自己最多の今季13点目は、サリナス(横浜M)が持つJ1記録にあと1と迫る7試合連続ゴール。第2ステージ全ての試合で決めている。日本人ではトップの森島(C大阪)と高原(磐田)に並んだ。

 「きょうは取れるんじゃないかと感じていた。一瞬の隙を突けたし、動きだしもトラップも前動作が完璧だった」

 今季はケガもなくフル回転、体質改善に取り組んだほか、昨秋からマウスピースをつけて試合に出場していることもある。「筋肉系のケガが少なくなると聞いて始めた。つけてからケガがないので僕には大きい」と振り返る。取るべき人が取れば強いのは当然だ。そして、大久保も前半44分に橋本の左CKを逆サイドで大きくジャンプし、会心のヘディングシュート。2試合連発の今季14点で通算170点だ。「来るかなと思っていた。170点は全然うれしくない」。4年連続J1得点王も射程圏内。後半40分には突っかかってきたダヴィが一発退場、「昔の俺みたい」と冷静にかわして見せた。

 今季はまだ1敗だけ。チームの連続試合負けなしも16試合(12勝4分け)に伸びて第2ステージ首位も年間1位もキープ。強さは本物だ。 

 ≪歴代2位タイ6人目の偉業≫川崎FのFW小林が第2ステージ開幕戦から7試合連続ゴール。7試合連続は歴代2位タイ(6人目)で、日本人では98年森島(C大阪)02年高原(磐田)と並んで最長となった。次戦(13日・鳥栖戦)に97~98年サリナス(横浜M)が持つ8試合連続の最長記録へ挑む。

 ≪16戦負けなしJ1リーグ4位タイ記録≫川崎Fが第1ステージ第9節・G大阪戦から続く連続不敗を16試合に伸ばした。J1リーグの連続不敗の最長は12~13年大宮の21試合。次いで15年浦和の19試合、09年鹿島の17試合。16試合は98~99年鹿島、05年C大阪、07年浦和、11年名古屋と並び4位タイ。

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