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大島 前への意識弾!川崎F チーム新12戦負けなし

[ 2016年7月14日 05:30 ]

<川崎・新潟>前半、ゴールを決めた大島(右から2人目)

明治安田生命J1第2S第3節 川崎F3―2新潟

(7月13日 等々力)
 川崎Fは 後半ロスタイムに小林がヒールで決めて川崎Fが新潟に3―2と逆転勝ち。年間1位をキープ、チーム新の12戦負けなし、そしてJ1で200勝という記念の勝利でもあった。

 スイッチを入れたのは大島だった。1点先行された前半38分、左45度付近で車屋からパスを受けると、右足を思い切り振り抜いた。約25メートル、今季2点目がゴール右上隅にきれいに吸い込まれた。

 「打つと決めて、そこだけに集中した。しっかり打とうと思った。角に行きましたね。自分でもビックリしました」。見事な制球に珍しく派手なガッツポーズも見せた。

 前節9日の名古屋戦で右足首を痛めた司令塔の中村を欠く戦い。大島にはリオ五輪代表に選出されて初のホームゲームでもあった。試合前には原川とともに花束ももらった。後半20分に大島のパスが主審に当たって相手に渡り失点する不運もあったが、そこは昨季までの川崎Fとは違った。

 「興奮したね。嫌な空気も自力ではね返した。今日の勝ちは大きいね」とスタンド観戦した中村も笑顔だった。真価を発揮するのはここからだ。

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2016年7月14日のニュース