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広島DF塩谷 守りだけじゃない!FK弾で五輪内定後6戦4発!

[ 2016年7月14日 05:30 ]

<柏・広島>前半、FKを決める広島・塩谷

明治安田生命J1第2S第3節 広島3―3柏

(7月13日 柏)
 広島は、雨でスリッピーになったピッチを生かした。1―1の前半43分、直接FKのチャンス。ゴール正面やや右、約28メートルの位置から広島DF塩谷が思い切り右足を振った。強烈なグラウンダーのシュートは3枚の壁の右横を抜けて相手DF輪湖の足に当たり、コースを変えて左隅のネットを揺らした。6月25日の甲府戦以来、3試合ぶりの今季4点目。「壁の右側に速いボールを蹴るイメージだった。枠に行けば何か起こるかなと。狙ったコースとは違うけど、ラッキーでした」と振り返った。

 リオ五輪にOA枠で出場が内定後、6戦4発の固め打ち。手倉森ジャパンでは矢島、原川らがFKキッカーを務めるが、国際試合34試合で直接FKによる得点は一度もない。貴重な飛び道具をもたらす存在となるが、本職の守備では課題を残した。対峙(たいじ)したFWクリスティアーノに何度も突破を許し、後半11分には自陣ゴール前でディエゴ・オリヴェイラに競り負けて失点。さらにFKについても「クリスティアーノのFKを見て次元が違うと思った。上には上がいる。ちょっと自信をなくした」と衝撃を受けた。FK弾という結果は残したが、素直に喜べない一戦となった。

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2016年7月14日のニュース