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藤春&井手口 G大阪の“リオコンビ”タフさ見せた存在感

[ 2016年7月14日 05:30 ]

<大宮・G大阪>タッチライン際で大宮・奥井(左)と激しく競り合う藤春

明治安田生命J1第2S第3節 G大阪0―0大宮

(7月13日 NACK)
 G大阪は藤春&井手口の“リオ五輪コンビ”が守備で存在感を見せた。6月15日・浦和戦以来5試合ぶりの無失点。G大阪の連勝は「2」で止まったものの、アウェーで貴重な勝ち点1を手にした。

 気温28・8度、湿度70%の高温多湿な劣悪環境下、藤春は両チーム合わせ走行距離2位の10・984キロ、スプリント回数はトップの30回を計測。後半から出場した井手口も16分にこぼれ球に素早く反応してシュートを放つなど攻守に躍動した。

 そして最大の見せ場はロスタイム。大宮FWムルジャが右サイドを突破。藤春が追いつき、まずはスピードを遅らせた。「(井手口)陽介を待っていた」と藤春が話したように、戻った井手口がカットしピンチを防いだ。PK判定となってもおかしくないシーンで「長谷川監督からも“危ない”と言われた」(井手口)というが「パウリーニョやビダルもガツガツいっている」と世界基準を意識した守備でチームを救った。

 決戦の地・マナウスはこの夜と同等か、それ以上の環境。「このくらいの暑さなら大丈夫」と藤春は笑う。タフネスな2人の守備力はリオ五輪でも大きな力になる。

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2016年7月14日のニュース