×

GKファンティーニ燦 来季もチェゼーナU―19に

[ 2016年6月14日 18:43 ]

チェゼーナU―19に所属するGKファンティーニ燦

 2020年の東京五輪世代で、チェゼーナU―19に所属するGKファンティーニ燦(あきら、18)が、来季(16~17年シーズン)もチェゼーナU―19でプレーすることが正式に決まった。

 イタリアのユース年代は、1シーズン毎にふるいにかけられる厳しい世界だが、昨季17歳でトップチームに初招集されるなど成長を遂げたファンティーニは高い評価を得て、来季もUー19チームでプレーすることになった。

 来季のチェゼーナUー19チームにはGKに関し、ファンティーニほか、ファンティーニと同じ1998年生まれがひとり、1999年生まれが2人、2000年生まれの選手がひとり所属することが決定。昨季途中に定位置を確保し、チェゼーナと2017年6月末まで契約を残すファンティーニは新シーズン、正守護神としての活躍が期待されている。

 ファンティーニは12歳の時に父の生まれ故郷にあるチェゼーナの入団テストに合格。めきめきと頭角を現し、14~15シーズンはインテル、ACミランも属するアリエービ(日本のU―16)全国リーグで4強入りに貢献するなど活躍し、昨季からユースへ昇格。昨季のユースチームには4人のGKが所属し、その中でもっとも若かったファンティーニは第4GKでシーズンをスタートしたが、徐々に真価を発揮し、最終的にレギュラーポジションを獲得。終わってみれば、全24試合中7試合に先発として出場した。

 最大の武器は日本人特有の俊敏性で、今季も好セーブを連発し、インテルが獲得に興味を示すなどイタリア国内での評価も高まっている。 ファンティーニは現在、13日から18日までの予定でFC東京の練習に参加。今後のさらなる活躍が期待される。

 ◆ファンティーニ燦(あきら) 1998年5月24日、千葉県生まれの18歳。イタリア人の父と日本人の母を持ち、日本名は大村燦。12歳でチェゼーナの下部組織に入団。昨季はU―19で活躍した。1メートル82、78キロ。

続きを表示

2016年6月14日のニュース