Ｇ大阪　宇佐美、磐田の親友との対戦心待ち　新本拠２勝目に気合

　Ｇ大阪は１３日にホームで磐田と対戦する。

　１２年シーズン以来となる対戦となる中、日本代表ＦＷ宇佐美貴史（２４）は親友との再会を楽しみにしている。それは磐田ＭＦ小林祐希（２４）だ。「個人的に楽しみ。仲良くさせてもらっている」。ともにプラチナ世代と呼ばれる９２年生まれ。「連絡？してますよ。たわいもない話ですけど」と親交の深さを明かした。

　出会いは０７年のＵ―１５代表。初対面の印象を宇佐美は懐かしそうに「最初は大嫌いでした。なんや、コイツ？と。クソ仲悪かった」と振り返る。「僕が言うのも何だけど“クセが強い人”なんで。変わっている？凄く！」と自我の強さが互いの壁を作った。ところが、なぜか６カ月後にはＵ―１５代表で無二の親友になるほど打ち解けた。自分と似た雰囲気があったから仲が悪かったのかという問いに「そうかもしれませんね。好きになりそうやから最初は警戒していたのかも」と同じ天才肌として共有できるものがあったようだ。

　意外にも小林とプロのピッチで対戦するのは初。もちろん、仲が良いのと試合は別の話だ。Ｇ大阪は今季、新スタジアムで１勝１分け６敗。「自分たち自身で呪縛をかけている。苦手意識持つのは良くないし、払拭するには１勝するしかない。本当の意味でのホームにするためにも勝って喜ばないとといけない」と力を込める。「変に書かないで下さいよ」と小林への愛情を示しつつ、ピッチでは自らのゴールとチームの勝利だけを追求する。