イケメン日米ハーフFW富樫敬真 U―23日本代表候補に初招集

[ 2016年4月5日 05:30 ]

手倉森ジャパン初招集となった富樫

 日本協会は4日、11日から静岡県内で行われるU―23日本代表候補合宿のメンバー23人を発表し、横浜のルーキーFW富樫敬真(けいまん、22)ら4人が初招集された。FWは24歳以上のオーバーエージ枠の使用も検討されている“補強ポイント”。年代別代表の経験がない無名ストライカーの成り上がりに期待が懸かる。

 日の丸を身にまとったことのない富樫が、リオデジャネイロ五輪まで約4カ月というタイミングで初招集された。都内で取材に応じた手倉森監督は「横浜の試合を見たときにポテンシャルがありそうだなと思った。点取り屋としての本能的なところを確かめてみたい」と、選出理由を明かした。野性的なゴールへの嗅覚を持ち、DFラインの裏を狙い続けるFWの実力を見極める考えだ。

 富樫は米国人の母と日本人の父を持つハーフ。関東学院大に在学していた昨年8月、横浜に特別指定され、9月19日のFC東京とのデビュー戦で決勝弾を決めた“持ってる男”。今季も4試合に出場し2得点している。大学4年だった昨年は選手として身を立てることを決め就職活動をしなかったが、モンバエルツ監督の評価を得て横浜に加入した。

 その時点から「リオは頭にあった」と、虎視眈々(たんたん)と代表入りを狙っていた。この日はクラブを通じて「吸収すべきものを吸収し、定着できるようベストを尽くしたい」と、決意を述べた。

 まだプロとしては粗削り。リーグ初先発となった3月12日の新潟戦では、それまで途中出場の経験しかなかったため、ウオームアップの方法が分からず試合前に動きすぎた。そのため、先制点を決めたが前半で足をつった。経験は少ない。でも、だからこそ、その伸びしろは人一倍だ。

 FWは手倉森ジャパンにとって補強ポイント。ケルンFW大迫ら24歳以上のオーバーエージ枠の使用も検討されている。今回は招集されなかったヤングボーイズFW久保や広島FW浅野、五輪最終予選で活躍したが左脚痛で離脱している鈴木(新潟)らもおり、そこに割って入っていけるのか。毎試合前には爪を切り、ひげをそるという身だしなみにも気をつけるイケメンストライカー。その真価が問われる。

 ◆富樫 敬真(とがし・けいまん)1993年(平5)8月10日、米国ニューヨーク生まれ、横浜育ちの22歳。名前の「けいまん」は両親の新婚旅行先がケイマン諸島だったことが由来。横浜ジュニアユースから日大高。卒業後、関東学院大の人間環境学部に進学。昨年8月から横浜の特別指定選手となり、今季からプロ契約。通算8試合3得点。家族は両親と妹。1メートル78、73キロ。利き足は右。

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