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遠い1点…U―22代表 またスコアレスドローで決定力不足露呈

[ 2015年12月14日 07:40 ]

ウズベキスタン戦の前半、厳しいマークを受ける鈴木(左)

 来年1月にリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(1月12日開幕、カタール)を控えるU―22日本代表は13日、U―22ウズベキスタン代表と強化試合を行い、0―0で引き分けた。10日に0―0で引き分けたU―22イエメン代表戦も含め、アジア最終予選に出場する2カ国との対戦で1点も得点できず、本番へ不安を残す結果となった。

【試合結果 U―22日本代表メンバー リオ五輪最終予選】

 同じことを繰り返した。決定力不足を露呈した10日のU―22イエメン代表戦から中2日で臨んだこの試合。またもネットを揺らせなかった。後半19分に右足シュートが右ポストを叩いた矢島は「イエメン戦と同じというか、決定力不足ということになっちゃった」とうなだれるしかなかった。

 ジャマイカ人の父を持つ鈴木とナイジェリア人の父を持つオナイウが初めてコンビを組んだ“ハーフ2トップ”も不発に終わった。前半23分に右足シュートがGKにはじかれた鈴木は「チャンスがなかったわけではないし、決めなきゃいけない」と振り返った。

 試合途中で先発から7人を入れ替えた手倉森監督は「点を取るにおいがしない。だから必要以上に(選手を)入れ替えた。(課題は)シンプル。もっとシュートを打たなきゃ。打つチャンス。クロスを受けるチャンスを逃している」と最後の局面での消極性に苦言を呈した。これで、最終予選のメンバー発表前、全ての活動が終了した。イエメン戦で引き分けて必勝を期して臨んだが、勝利で中東遠征を締めることはできず。失意の中で帰国の途に就くことになった。

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