×

チェルシー 自力1次L突破復活!ウィリアンV弾

[ 2015年11月6日 05:30 ]

<チェルシーVSディナモ・キエフ>決勝FKを決め喜ぶウィリアン(AP)

欧州CL1次リーグF第4節G組 チェルシー2―1ディナモ・キエフ

 欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第4節の8試合が4日に行われ、G組のチェルシーはディナモ・キエフ(ウクライナ)に2―1で競り勝ち2位に浮上。後半38分にブラジル代表MFウィリアン(27)がFKを直接決めて勝ち越し、解任危機にあるジョゼ・モウリーニョ監督(52)を救った。E組のバルセロナとF組のバイエルン・ミュンヘンは大勝。H組はゼニト(ロシア)が4連勝で決勝トーナメント進出を決めた。

 “スペシャル・ワン”を自称する名将が久々に笑顔を見せた。負ければ決勝トーナメント進出が厳しくなる一戦を制し、自力突破が復活。「選手たちは一生懸命にプレーしてくれた」。モウリーニョ監督は称え、「(13年の)復帰初戦も感動的だったが、きょうとは比べものにならない。君たち(メディア)が私の退任を求めていた中で、ファンが支えてくれた」と声援を絶やさなかったホームの観衆に感謝した。

 プレミアリーグ15位と低迷し、CLでも苦戦。選手との確執や、ディナモ・キエフ戦と7日の国内リーグ・ストーク戦の結果次第では解任されると報じられた。この日も後半33分に追いつかれる嫌な雰囲気だったが、5分後にウィリアンのFKが4枚の壁の上を越え、曲がり落ちてゴール左に吸い込まれる決勝弾。ウィリアンはツイッターで「神様ありがとう。何て瞬間だ」とつぶやいた。

 危機はまだ終わっていない。来季のパリSG監督就任が噂されるなど指揮官の去就は不透明だ。それでもモウリーニョ監督は「きょうは娘(マチルダさん)の19回目の誕生日。素直にうれしい」と珍しく喜びに浸った。

続きを表示

2015年11月6日のニュース