金崎 センターFW奪取だ!ハリル監督の“切り札”で5年ぶり代表復帰

[ 2015年11月6日 05:30 ]

モニターに映し出された金崎を指さし、招集したことを発表したハリルホジッチ監督

W杯アジア2次予選代表メンバー発表

 日本サッカー協会は5日、W杯ロシア大会アジア2次予選のシンガポール戦(12日、シンガポール)、カンボジア戦(17日、プノンペン)に臨む日本代表メンバー23人を発表し、FW金崎夢生(26=鹿島)を選出した。約5年ぶりの復帰となり、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)指揮下では初招集。ホームでの対戦でチャンスをつくりながら苦戦した2カ国とのアウェー戦へ向けて、鹿島のエースに白羽の矢を立てた。

 脳裏にこびりついた苦い記憶を払しょくするために、指揮官が手を打った。6月16日、ホームでのシンガポール戦はシュート23本を放ちながらスコアレスドロー。会見に出席したハリルホジッチ監督は「この前のシンガポール戦はまだ理解できていない。これは我々自身へのリベンジだ」と息巻いた。今度こそゴールをこじ開けるために。切り札は金崎だった。

 これまではGKを除く各ポジション2人ずつを選ぶのが常だった。しかし、今回はサイドバックを1人削ってまでFW総枠で7人を選出。その“プラス1”が鹿島のエースだ。ハリルホジッチ監督は「真ん中にパワーが足りない。センタリングを有効活用できる選手を探していた」とした上で「彼(金崎)はかなり良い仕事をしている。デュエル(決闘)の中でプロテクトしながらボールを運べる。戦う姿勢もあるしヘディングもうまい」と選出理由を明かした。

 今季加入した鹿島では公式戦35戦15発と得点力は実証済み。10月31日のナビスコ杯決勝でも左CKからの折り返しを頭で得点。指揮官の見つめる前でクロスを「有効活用」した。流れの中では、相手との接触をいとわず、ボールを前へと進める“ゴリゴリ系”のデュエリスト。固められた守備網に突破口を開く武器として期待値は高い。

 10年10月12日の親善試合・韓国戦(ソウル)以来、約5年ぶりの代表復帰。現体制となってから初選出となった金崎は「光栄ですが、正直、驚いています。難しい試合になると思いますが、少しでもチームの力になりたいです」とクラブを通してコメントした。チームへの献身は人一倍。日本代表のリベンジのために、金崎が一翼を担う。

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