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ハリル監督 格下に対する決定力不足解消へ動画独自分析

[ 2015年11月6日 10:06 ]

決定力不足の課題を独自の動画を駆使して、解決策を選手の落としこむというハリルホジッチ監督

W杯アジア2次予選代表メンバー発表

 決定力不足を課題とするハリルホジッチ監督が独自の動画を駆使し、ハリル流の解決策を選手に落とし込む。W杯アジア2次予選で激突するシンガポール、カンボジアともDFラインを下げた守備的な戦いが予想される。指揮官は「頭の中には2つ3つ、うまくいかなかった場合のソリューションがある。映像を用意している」と明かした。

 例えば「グラウンダーの速いクロス、ミドルシュート、1タッチを使った中央突破、3人目のフリック、ギャップに通すパス、オブリックランニング(くの字に走る)。しゃべるのは簡単ですが…」と指揮官。どれも基本戦術がベースとなるが、映像を見せることでより具体的に効果的な動きを示すつもりだ。

 参考にしている試合もある。8月のカタール―シンガポール戦だ。前半は苦戦したカタールが最終ラインからの速攻で突破口を開いた。「左サイドバック(SB)のセンタリングから右SBが得点した。1点目が全て。最後は4―0になった。藤春が興味深い選手になるかもしれない」と話す。シュート23本が空砲に終わった屈辱の前回シンガポール戦(0―0)から5カ月。同じ失敗は繰り返さない。

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2015年11月6日のニュース