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山口 アウェーでの闘いに闘志「勝ちグセをつけることが大事」

[ 2015年9月5日 05:30 ]

山口(右から2人目)は、次戦のアウェーアフガニスタン戦の勝利を誓った

 W杯アジア2次予選の初勝利から一夜明け、ランニングなど軽めの調整で汗を流したMF山口蛍(24=C大阪)は、4日後のアフガニスタン戦へ決意を新たにした。

 「アウェーで勝ちグセをつけることが大事になる。ホームと同じような戦いをして、しっかり勝ち点3を取りたい」

 語気を強めたのには理由がある。自らが出場した12年ロンドン五輪のアジア予選では、敵地でクウェートとシリアに敗れた。「ホームで圧倒したのに、アウェーで負けたこともあったし、そこは全然違う試合になる」。中国で開催された先月の東アジア杯でも、3戦すべてにフル出場しながら未勝利。それだけに「まだアウェーでは勝っていないので勝ちたい」と自然と力が入る。

 これまでイランに行ったことはないものの、所属するC大阪のアウトゥオリ監督から「観客がたくさん入る場所だ」と言われたという。ホームとは背に受ける声援の量が圧倒的に違う環境に「そういう(アウェーの)雰囲気の中でも、自分は慣れながらやれると思う」と闘志をにじませた。

 カンボジア戦では、ハリルホジッチ監督の指令でもあったミドルシュートの意識を高く持ち、4本を放ったものの、すべて枠外。「普段から高い意識を持ってやれるかどうか。練習からしっかりやっていく」と自らを戒めた。チームもシュート34本を浴びせながらわずか3得点。「ラストパスの精度を高めたり、ワンツーも必要」と修正点を指摘した。さらに1得点こそ決めたものの、本来のパフォーマンスではなかったMF香川について「真司君が生き生きプレーできるようにしたい」と後方支援を約束。短い時間で決定力不足の解消に手を尽くし、今度こそスッキリ勝ってみせる。

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2015年9月5日のニュース