松江シティＦＷ谷尾、古巣・川崎Ｆは「めちゃくちゃ強かった」

第９５回天皇杯全日本サッカー選手権大会２回戦 松江シティ０―３川崎Ｆ

（9月5日 等々力）
　松江シティのＦＷ谷尾は１３年まで在籍した古巣・川崎Ｆを「めちゃくちゃ強かったです」と評し、苦笑いまじりに完敗を認めるしかなかった。

　中国リーグを今季無敗で制し、連覇を達成。下克上を目論んで臨んだＪ１との戦いに、先発には谷尾を含めた７人の元Ｊリーガーが名を連ねた。６バック気味に守備を固め、前半は相手を苦しめたが、最後は力負け。２本の惜しいシュートがあった谷尾は「チャンスはあったけど、決めきれなかったのが課題」と悔やんだ。

　それでも、川崎Ｆ時代には１度も公式戦のピッチに立てなかった、かつてのホーム等々力での９０分フル出場に「初めてだったのですごく気持ち良かった」と振り返り、試合前に川崎Ｆサポーターから注がれた大拍手について「聞こえました。うれしかったです」と笑顔。

　川崎Ｆ同期入団の大島に決められた先制ミドルについては「ナイスシュートでした。後ろから見てて、あ、入ったなと思った」とかつてのチームメートを称え、「これをきっかけにＪＦＬ、Ｊと上がっていきたい」と今後を見据えた。