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麻也 驚きミドル!足での代表初ゴールにベンチへ“ドヤ顔”

[ 2015年9月4日 05:30 ]

<日本・カンボジア>後半、吉田がゴールをきめる

W杯アジア2次予選E組 日本3―0カンボジア

(9月3日 埼玉)
 DF吉田が代表では初めて足で得点した。1―0の後半5分、左サイドの長友がゴール中央の山口にバックパスを出すと、チャンスとばかりに前方に空いたスペースに走り込んだのが、吉田だ。山口の横パスを受けて迷わず右足を振り抜くと、地をはうようなシュートをゴール左に突き刺した。ハーフタイムに指揮官から「2点目は大事」と指示が飛んでいたようで「2点目は大きかったのかなあ」と振り返った。

 これが通算5点目。これまでの4ゴールは全て長身を生かした頭で決めたもの。ゴール後はチームメートにもみくちゃにされ、最後はベンチに向かって「どうだ」と言わんばかりに両手を上げた。「ちょっと前にFKで(シュートを)失敗してたんで」。プレミアリーグで活躍を続けるDFの意地の一発でもあった。

 8月30日のノーリッジとのリーグ戦で3―0の勝利に貢献。同時にサウサンプトン加入4年目にして稲本潤一(現J2札幌)に並ぶ日本人最多のプレミアリーグ66戦出場を果たした。センターバックだけではなく右サイドバックなどでもプレーし、選手としての幅も広げている。この日のプレーであらためてハリルジャパンに不可欠な存在であることを印象づけた。

 それでも、相手は勝って当たり前の格下。吉田は「きょうは流れの中で取れたけど、次はセット。セットプレーでの点をもっと増やしていかないと」と課題を口にし、アフガニスタン戦へ「アフガニスタンの方がカンボジアより多少やる。きょうより難しい試合になるので、しっかり準備していきたい」と気を引き締め直していた。

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2015年9月4日のニュース