なんとソックリ!鮫ちゃん後継“ユリア様”左SB奪取へ名乗り

[ 2015年7月28日 05:30 ]

東アジア杯に向け、ランニングするなでしこジャパンの小原(中央)

 8月1日開幕の東アジア杯(中国・武漢)に臨むなでしこジャパンは27日、愛知県内で国内合宿をスタートした。1年2カ月ぶりの代表復帰となったDF小原由梨愛(24=新潟)は攻撃に絡むプレーで先発奪取を狙う。準優勝を果たしたW杯カナダ大会の主力メンバーが不在の中、来年のリオデジャネイロ五輪へ向けてアピール合戦が始まった。

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 新潟の“ユリア様”が、世代交代へ風穴を開ける。昨年5月のアジア杯以来の招集となった小原は「前線へ絡むことが求められている。点を取りにいく気持ちを出して、得点に絡んでいきたい」と誓った。縦への推進力が売りの左サイドバックは、アジア杯1試合の出場にとどまった。「まずはスタメンを獲得して、持ち味を最大限アピールしたい。結果にこだわりたい」。清楚(せいそ)な顔を引き締めた。

 青森県十和田市出身。白い肌が際立つ東北美人だが、中国「3大かまど」と呼ばれる武漢の蒸し暑さも問題ない。「いち早く暑さに慣れたい。日本とは食事も違う。栄養や水分にも気をつけないといけない」。普段はJA新潟の事務職で午前8時30分から午後4時までフルタイムで働きながら練習に励む努力家だけに、準備に抜かりはない。

 名門の常盤木学園(宮城)出身で、同期にはDF熊谷(リヨン)らがいる。「持ち味は最終ラインからのスプリント」と話し、同校の先輩にちなんで“鮫島2世”との呼び声も高い。鮫島と同じく内股で駆け上がる姿は、腕に買い物袋をつるして走るように見える本家の“お買い物ドリブル”を受け継ぐ存在としてもインターネット上で話題を集める。サイドバックは若手が現れない泣きどころだったが、W杯で右サイドバックの有吉がブレーク。宇津木と鮫島が併用された左サイドでも新戦力が現れれば、リオ五輪金メダルに向けた戦力の底上げとなる。

 名前の由来は、母親が好きだった人気漫画「北斗の拳」のヒロイン。小原いわく「みんなから愛される役柄だったから」だという。「ストーリーは拝見させていただきました。シュウが好きです」。ユリアが輝けば、なでしこも無敵になる。

 ◆小原 由梨愛(おばら・ゆりあ)1990年(平2)9月4日、青森県十和田市出身、24歳。9歳からサッカーを始め、常盤木学園では全日本女子ユース3連覇などに貢献。09年新潟に入団。10年のU―20W杯代表、14年アジア杯で代表デビュー。尊敬する人はインテル・ミラノのDF長友。1メートル61、52キロ。

 ▽北斗の拳 83~88年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された武論尊氏原作、原哲夫氏作画の格闘漫画。暴力が支配する世界となった世紀末で、北斗神拳の伝承者・ケンシロウが救世主として成長する姿を描く。単行本27巻を刊行し、累計発行部数は約1億部。ユリアはケンシロウの婚約者。シュウは南斗白鷺拳の伝承者で「盲目の闘将」と呼ばれる。

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