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高木3兄弟の次男&三男が初競演!善朗1484日ぶり復帰、大輔決勝弾

[ 2015年7月18日 20:20 ]

J2第24節 東京V1―0北九州

(7月18日 本城)
 J1清水からの期限付き移籍で古巣のJ2東京Vへ4年ぶりに復帰したMF高木善朗(22)が18日、アウェーで行われた北九州戦でベンチ入り。後半10分から途中出場し、先発した弟のFW高木大輔(19)と初の兄弟同時出場を果たした。

 善朗は後半10分にピッチへ入り、ボランチの位置へ。オランダ1部ユトレヒトへ完全移籍する前の11年6月25日(対岡山戦)以来1484日ぶりに下部組織から育った東京Vのユニホームを着て公式戦出場を果たした。

 自身がまだベンチにいた前半5分に左足で先制ゴールを決めた弟の大輔は後半27分にベンチへ。次男と三男の競演は17分間だけだったが、相手FKの際には隣に並んで壁に入るシーンもあった。

 現在J1浦和でプレーする長男のFW高木俊幸(24)も含めた3兄弟は全員が東京Vの下部組織育ち。2010年9月5日に行われた天皇杯2回戦・町田戦(西が丘)では当時19歳、17歳、14歳で3兄弟そろってベンチ入りし、1993年のJリーグ発足以来初の快挙を成し遂げたこともある。だが、中3だった大輔に出番は回って来ず、長男は翌11年1月にJ1清水へ、次男は11年7月にユトレヒトへ完全移籍。兄2人は東京Vと清水でともにプレーしたが、公式戦で初めて兄とともにプレーした末っ子は8試合ぶりゴールとなる決勝弾で兄の復帰に花を添えた。

 「一緒にプレーするのは初めてなので、今季どこかで善朗のパスだったり、僕のパスからどっちかが点を取ったり、2人が点を取れるような試合を作っていけたらと思います」と大輔。1―0で勝利を収めた試合後には、遠いアウェー戦まで足を運んだサポーターの待つゴール裏で兄弟そろって挨拶し、盛大な拍手と声援を浴びた。

 

 
 

 

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2015年7月18日のニュース