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なでしこ宮間 代表引退「考えていない」地元凱旋で胸中語る

[ 2015年7月10日 05:30 ]

地元ファンと記念写真に納まる宮間(左)、福元

 女子W杯カナダ大会で準優勝したなでしこジャパンのMF宮間あや主将(30)が、今後も日の丸を背負い続ける決意を語った。GK福元とともに9日、所属する岡山湯郷の本拠地である岡山県美作市でパレードに参加した宮間は「日本代表はなりたいと思ってなれるものではないので、目の前のことをやるだけ。声が掛かったらやる。代表引退とかは何も考えていない」と話した。

 8月の東アジア杯(中国・武漢)は日本協会が中堅・若手で臨む方針のため、選出される可能性は低いが、来年2~3月に予定されるリオデジャネイロ五輪アジア最終予選(開催地未定)、そして同年8月の本大会を目指していく。

 この日はオープンカーに分乗してチームのグラウンドを出発し、地元の温泉街を中心とした道のりを約2キロ走行した。沿道には住民ら約750人が駆け付けた。「お帰りなさい」「感動をありがとう」の声に手を振って応えた。「目の前にあった勝ちを獲ることができなかったのは悔しい。でも、最後まで諦めずに国を背負って戦い抜けてよかった。応援してくれたみんなに感謝しています」と頭を下げた。

 7日に帰国したばかりだが、8日からクラブの練習に参加。「週末も(試合に)出場する」と、12日に再開するなでしこリーグのINAC神戸戦(美作)への出場も明言した。再び世界の頂点を目指す旅は無休で始まった。

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