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“古都のネイマール”19歳奥川のザルツブルク移籍合意

[ 2015年6月5日 18:35 ]

ザルツブルク移籍が合意に至った京都のMF奥川雅也

 J2京都は5日、U―19日本代表MF奥川雅也(19)が今月16日付けでオーストリア1部リーグの強豪、ザルツブルクへ完全移籍することで合意したと発表した。14日に行われるJ2第18節・横浜FC戦(西京極)が移籍前のラストマッチとなる。

 京都の下部組織出身で“古都のネイマール”の異名も持つ奥川には、リバプールやレバークーゼンも獲得オファーを出していたが、極秘渡欧した際にザルツブルクの充実した施設に感銘を受け、若手を積極起用するクラブの方針も決断の決め手となった。移籍金は推定1億円。

 奥川は京都U―18(ユース)チームから今季トップチームに昇格したばかりで、ここまでJ2リーグ戦3試合に出場し、無得点。U―22選抜の一員としてJ3リーグ戦にも4試合出場しているが、得点はない。

 京都は現在22チーム中16位に低迷。「そんな状況の中、自分のわがままでクラブへ恩返しをする前に移籍をすることになりますが、将来、自分がヨーロッパで活躍し、日本を代表するような選手に成長することで、クラブやお世話になった皆さんへ少しでも恩返しができればと思っています」とクラブを通じてコメントした奥川は、京都での残り2試合で初ゴールを目指す。

 ザルツブルクには、今年1月にU―22日本代表FW南野拓実(20)が加入している。

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2015年6月5日のニュース