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磐田、カズにJ最年長弾浴びるも逆転で3連勝 名波監督「気分いい」

[ 2015年4月5日 16:46 ]

<横浜FC・磐田>後半、ゴールを決めイレブンと喜ぶ磐田・小林

J2第6節 磐田3―2横浜FC

(4月5日 ニッパツ)
 磐田が2点差をひっくり返して横浜FCを3―2で下し、3連勝で首位をキープした。

 前半14分に名波浩監督(41)の日本代表時代のチームメートでもある横浜FCのFW三浦知良(48)にJリーグ最年長ゴールを更新する先制ヘッドを見舞われ、同38分には、カズのゴールを好クロスでアシストをしたMF小池純輝(27)にゴール前を横切るドリブルの末ゴールを決められ、0―2。

 だが、前半終了間際の47分にMF小林祐希(22)が得意の左足で直接FK弾を決めて1点差に迫って前半を終えると、後半22分にカズが交代すると一気に流れをつかんだ。

 後半32分、右サイドから小林が上げたクロスがワンバウンドしてそのままゴールに吸い込まれると、同40分には途中出場のMF松浦拓弥(26)が同じく途中出場していたMF川辺駿(はやお=19)との華麗なパス交換から右足で決勝ゴールを押し込んだ。

 その瞬間、ベンチに座りながらがっくりと肩を落としたカズ。そのカズと試合後、肩を抱き合って健闘をたたえ合った名波監督は「横浜FCに後手、後手になったが、前半の小林のFKが1つのターニングポイントになった」と興奮を抑え切れず。

 途中交代でピッチに送り出した采配が的中したことには、「采配云々より、ハーフタイムにこれは今季の我々が試されている状況だ、と。逆転できる力が必ずあるから諦めず最後まで走り抜けと伝えて、その通り選手がやってくれた」と話し、8日間で3試合の過密日程を3連勝という最高の結果で終えたことについて聞かれると、「まあ、気分いいです、そりゃあ。そりゃ、気分いいです、ハイ」と会心の笑みを見せた。

 劇的な決勝ゴールを決めた松浦は、横浜FCのカズより年齢は22歳下だが、背番号は同じ11。「今まで何回か使ってもらってゴールという分かりやすい結果を出せなかったので、きょうは決められて良かったです」と指揮官への恩返し弾に安どの表情だった。

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2015年4月5日のニュース