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フォルランに脱税疑惑 潔白主張「“エサ”に使われた」

[ 2015年2月11日 05:45 ]

脱税疑惑を否定したフォルラン。宮崎キャンプで練習後に走り込む

 英金融最大手HSBCのスイス支店が富裕層の顧客に脱税を指南していたことが9日に明るみになったスキャンダルで、J2C大阪のウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(35)が顧客リストに名を連ねていることが分かった。

 事件のリポートを公表した国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)によると、フォルランはビジャレアルでプレーしていた06年にHSBCの顧客となり、脱税のため計140万ドル(約1億6660万円)を預けた2つの口座を持っているという。

 これに対し、フォルランは自身の公式サイトで脱税疑惑を否定。「スイスに口座を持つのは違法ではなく、これまで生活したそれぞれの土地で所得税の支払い義務は果たしてきた」と反論し、ICIJから調査を受けたことを明かした上で「自分は注目を集めるための“エサ”として名前を出された」と批判した。

 スキャンダルは07年の内部告発を基に明らかになったもので、HSBCも事実を認めた。顧客リストにはモロッコ国王のモハメド6世や政治家、武器商人や麻薬密売人らに加え、F1ドライバーのフェルナンド・アロンソや元ドライバーのミハエル・シューマッハ氏、歌手デビッド・ボウイらの名前もあるという。

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2015年2月11日のニュース