ＦＣ東京　太田「やるからには前の年より上回りたい」

　ＦＣ東京の日本代表ＤＦ太田宏介（２７）が１日、新シーズンをさらなる飛躍の年にすることを誓った。

　昨季は自身最多となる二桁アシストをマーク。アギーレジャパン入りし、アジア杯メンバーに選出された。１日の練習後、今季の目標について言及。「やるからには前の年より上回りたいというのはある」と力強く語った。また過去２シーズンはフル出場を続けており「今年もケガなくフルで戦い抜きたい。あとはタイトルを獲りたい」ときっぱり。さらに「年齢的にも（チームメートは）圧倒的に下が多いんで、引っ張っていかないといけない。新加入の選手たちも溶け込みやすいように、チーム作りを率先してやれれば」とリーダーとしての自覚ものぞかせた。

　ベスト８で敗退したアジア杯では、メンバーに選出されながら出番なし。この日「チームも負けたこともそうだけど、個人的にも１分も出られなかった。なかなか味わったことのない感情を味わった」と改めて悔しさを語った。

　そのこともあり、アジア杯後はフィッカデンティ監督からＤＦ森重、ＦＷ武藤同様に２月１日までの休暇を与えられていたものの、「切り替えるためにも早く合流したかった」と自ら指揮官に申し出て休日を返上。１日のオフを挟み、１月２７日から沖縄でキャンプを張っていたチームに合流していたFKの名手としても名をはせたＪ屈指の左サイドバックは、アジア杯で味わった悔しさをバネに、今シーズンも大暴れする。