千葉、悲願のJ1復帰にロンドン五輪スタッフ集結へ

[ 2014年12月12日 08:00 ]

 J2千葉の来季コーチングスタッフに、44年ぶりのベスト4入りを果たした12年ロンドン五輪のコーチ陣が集結することが11日、明らかになった。

 同五輪で関塚隆監督(54)が率いたU―23日本代表チームでヘッドコーチを務めた小倉勉氏(48)とフィジカルコーチだった里内猛氏(57)の入閣が決定的となったもので、悲願のJ1復帰を目指す新戦力としてロンドン五輪の予選や本大会でともに戦った選手を獲得する案も浮上。クラブ関係者によると、すでに獲得を打診した選手もいるという。

 古豪復活に向けた来季の重要なキーワードは“勝負強さ”だ。千葉は3年連続でJ1昇格プレーオフ(PO)に進出しながら、12年は決勝、13年は準決勝で敗退。年間順位で3位となり、引き分けでも昇格が決まるシード権を得て決勝での一発勝負となった今年も、PO準決勝をGK山岸範宏(36)の劇的な決勝ヘッド弾で勝ち上がって来た6位の山形に0―1で敗れて6年ぶりの昇格を逃した。

 どうすれば昇格できるのか――。そんな苦境にクラブが白羽の矢を立てたのが、ロンドン五輪で関塚監督とタッグを組んだ小倉、里内両コーチだった。

 同五輪で関塚監督率いるU―23日本代表は、大会前の下馬評を覆して勝ち星を重ね、44年ぶりにベスト4へ進出。惜しくもメダル獲得はならず4位に終わったが、劇的な試合展開と選手たちの明るく爽やかな戦いぶりで日本列島を興奮の渦に巻き込んだ。

 ドイツで指導者人生をスタートさせた小倉コーチは理論派で知られ、五輪後には大宮監督や甲府コーチも歴任。川崎Fでも関塚監督のもとでフィジカルコーチを務めた里内氏は明るい性格でチームのムードメーカー役も果たしており、勝負強さに加えて雰囲気づくりという点でもうってつけの人選となった。すでに小倉氏は甲府コーチを退任し、里内氏も仙台を退団。ともに千葉はかつて在籍した古巣ということもあって愛着もあり、就任に支障はない。

 関塚監督は、鈴木淳前監督の解任を受けて、シーズン途中の今年7月に監督へ就任。就任当時は13位に低迷していたが、9月から11月にかけて8戦連続負けなしを記録するなど躍進し、最終的に3位まで引き上げた。POでは敗れたものの、すでに続投が内定。途中就任だった今季とは違って来年1月のチーム始動から指揮を執る2015年は、自動昇格圏となる2位以内を目指し、“五輪タッグ“でリスタートを切る。

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