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遠藤 3冠制覇へ自信!天皇杯クラブ最多ゴール記録更新も狙う

[ 2014年12月12日 05:30 ]

3冠獲得へ意気込むG大阪のMF遠藤

 “最多弾”で3冠を決める。今季全タイトル制覇に王手をかけているG大阪は11日、13日の天皇杯決勝・山形戦(日産ス)を前に、吹田市内で非公開で調整。連覇を果たした09年度の決勝戦で2ゴールを挙げるなど、天皇杯では通算10得点を挙げている主将のMF遠藤保仁(34)が、有終の美に導く活躍を誓った。

 今季最後の大一番で、司令塔が躍動する。J1復帰初年度のタイトル総ナメという偉業がかかる決勝の舞台。大黒柱の遠藤は「勝って3冠を獲るのが目標だし、いい形で終わりたい。できれば、圧倒して勝ちたい」と高らかにVを宣言した。

 天皇杯とは好相性だ。準優勝に終わった12年度は、4回戦から準決勝まで3戦連発。09年度の決勝でも2ゴールを挙げて連覇に導いた。これまで積み重ねてきたゴール数は「10」。G大阪の選手としては、08年から10年に在籍したルーカスが3年間で挙げた数字と並んでトップタイを誇る。今季の天皇杯はここまで無得点も、決勝でゴールを決めて最多記録を更新すれば、3冠達成の可能性は一気に高まる。それだけに「高い意識を持ってやりたい。自分たちのやるべきことをやれれば、いい結果は出る」と確かな自信を口にした。

 J2降格の悲劇を味わった12年。「天皇杯を獲って意地を見せたい」と一丸となって決勝まで勝ち進んだものの、最後の最後で柏に敗れた。今季のリーグ優勝で、2年前の悔しさは少し晴れたとはいえ、天皇杯の無念は天皇杯で返すしかない。頼れる主将は「ケガで帯同できない選手の思いも背負って頑張りたい。すべてを出し切って最後はみんなで笑って終わりたい」と言葉に力を込めた。涙で終わった12年シーズンの悪夢。完全に払しょくするための準備は整った。

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2014年12月12日のニュース