プロ初得点の松田　双子の弟から祝福コールも「携帯忘れてた」

　ＦＣ東京のＤＦ松田陸（２３）が２８日、さらなる飛躍を誓った。２６日のアウェーＧ大阪戦でプロ初得点をマーク。途中出場ながら存在感を示した。この日「今まで出られなかったので、やってやろうと」と強い気持ちで試合に入ったことを明かし「良い動きができた」と手応えをつかんだ様子をのぞかせた。

　初得点を決めた試合後には双子の弟で、名古屋に所属するＦＷ松田力からお祝いの着信が何度もあったというが、「携帯を忘れてました（笑い）」とすぐには受けられなかったという。

　Ｇ大阪戦のスタンドには母の姿もあった。母は当初、弟が所属する名古屋のアウェー徳島戦を観戦する予定だったというが、予定が合わず急きょＧ大阪―ＦＣ東京戦を観戦。幸運にも息子のＪリーグ初得点を生観戦することに成功した。松田がＪ初アシストを記録した試合にも母は生観戦しており、松田によって母はまさに勝利の女神ならぬ“活躍の女神”。その母からは「親孝行してくれるなあ」と言われたという。

　この活躍に、フィッカデンティ監督も「良いプレーをした。途中から入って、彼のポジションであるサイドで、良いプレーをした。彼は攻守、両面において良いプレーが出来る」と賞賛。Ｊリーグは今季、残り４試合。松田は「あと４つ出たいです」とさらなる活躍へ力を込めた。