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石原 会心アウェーゴール!広島 勝負強く決勝進出

[ 2014年10月13日 05:30 ]

<柏・広島>後半29分、広島・石原(右)は貴重なゴールを決める

ナビスコ杯準決勝第2戦 広島1―2柏

(10月12日 柏)
 リーグ2連覇の王者はタフでしたたかだった。ホームの第1戦を2―0で制していた広島は、激しいプレスと反則すれすれの当たりで向かってくる柏に押され後半6分までに2失点した。

 しかし、アウェーの雰囲気の中で、選手たちは1点を取るというミッションだけに集中していた。相手のラフプレーを冷静にいなしながら迎えた後半29分、石原がGKのはじいたボールに詰めて貴重なアウェーゴールをもぎ取った。「2点取られようが、こっちが1点取れば有利になる。落ち着いてできていた」と静かに振り返った。

 今年5月にACLラウンド16でウェスタン・シドニーと対戦した際には、ホームの第1戦を3―1で勝利しながら第2戦で0―2と敗れ、アウェーゴールの差で涙を飲んだ。その第2戦で決定機を外していたのが石原。反省を生かしたこの日は少ない決定機をモノにして決勝に導いた。

 日本代表とU―19代表に主力4人を抜かれ、清水が急造のストッパーに入った。両サイドハーフが負傷退場し、後半ロスタイム6分間は10人で守りきった。ナビスコ杯の決勝進出は、準優勝に終わった10年以来2度目。ナビスコ杯で最多タイの通算26ゴールをマークしているFW佐藤は「忘れものを取りに行く」と力を込めた。

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2014年10月13日のニュース