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韓国で底上げだ!横浜 J中断期間に若手遠征プラン

[ 2013年4月19日 06:00 ]

練習中に笑顔を見せる栗原(中央左)ら横浜イレブン

 9年ぶりのリーグ制覇へ横浜が韓国遠征と10年ぶりの新潟合宿を計画していることが分かった。リーグは日本代表の活動のため5月末から約1カ月の中断期間に入るが、その期間を利用し若手の底上げと結束力強化を狙っている。今季はリーグ開幕からの連勝を6に伸ばすなど首位を快走しており、首位固めへの準備は抜かりなしだ。

【J1順位表 日程&結果】

 準備に余念はなかった。Jリーグは日本代表の活動のため5月末から約1カ月の中断期間に入る。J1の18クラブはその後のシーズンを左右する重要な期間と捉えているが、開幕6連勝で首位を快走する横浜も着々と強化プランを進めていた。

 強化プラン(1)若手の韓国遠征 普段プレー機会の少ない若手に実戦経験を積ませることで、成長を促すのが狙いだ。長いシーズンを制し優勝するにはチームの底上げが不可欠で、実戦経験とともに激しいプレーも想定されるライバル国との対戦で精神面での鍛錬もできるという相乗効果もある。5月25日のアウェー鳥栖戦の翌日に日本を出発。3泊4日の日程で、地元クラブと2試合を行う予定だ。

 強化プラン(2)新潟合宿 現在6連勝で首位に立つが、要因の一つとされるのが、2月の宮崎合宿で主将中村を中心にベテラン勢がタイトルへの思いを一つにした決起集会だった。合宿ではプレーの連係を高めるなど技術面はもちろんのこと、宿舎など一つ屋根の下で過ごすことでコミュニケーションの場が増加。チームの結束がより高まることが多いとされる。

 会場となる新潟県十日町市は、優勝した03年にも中断期間だった6月に合宿を行った縁起の良い場所。クラブ関係者によると、地元自治体も協力的で今も良い関係を築いているという。04年以来9年ぶりのタイトル奪取へ、いよいよ本気モードに突入した。

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