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マンUがV王手!香川“2点演出”に英各紙が絶賛

[ 2013年4月19日 06:00 ]

ウェストハム戦の前半、同点ゴールをアシストして喜ぶマンチェスター・ユナイテッドの香川(右)

プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド2-2ウェストハム

(4月17日)
 マンチェスター・ユナイテッドは17日、敵地でウェストハムと対戦し、2―2で引き分けた。左MFで先発出場した日本代表MF香川真司(24)は前半31分の1点目をアシストするなど、2得点に絡む活躍。多彩な攻撃をみせたプレー内容は英国メディアからも絶賛された。チームは今季の勝ち点を81とし、21日に2位マンチェスター・シティーがトットナムに敗れ、22日のアストンビラ戦に勝てば2季ぶり通算20度目の優勝が決まる。香川にとっては3年連続の欧州でのリーグ制覇(昨年まではブンデスリーガ)が目前に迫った。

 2度チームを救った香川のプレーにサッカーの母国イングランドのサポーターも完全にとりこになった。0―1で迎えた前半31分。香川は左サイドで、ファンペルシーとの鮮やかなワンツーを決めながらエリア内に進入した。相手DFを引きつけながらかわすと、後方のバレンシアに折り返しのパス。フリーだったバレンシアは右足で押し込むだけだった。

 1―2で迎えた後半32分には、ペナルティーアーク付近から体を反転させて相手DFをかわすと左足でゴールを狙った。惜しくもポストを叩いたが、詰めていたファンペルシーが難なく決め再び同点とした。優勝に一歩前進する価値あるドロー。試合後、ファーガソン監督は「香川は素晴らしい。2得点は彼がもたらした」と最大級の賛辞を送った。

 18日付の英各紙は採点で、香川に軒並み最高点を付けた。インディペンデントは「1点目の建築者は香川だ」。テレグラフ紙も「見事な創造性で2得点を演出した」と絶賛した。チーム最高に並ぶ7点を与えたデーリー・メール紙は「素晴らしい個人プレー。ドリブル突破で3人を引きつけ、バレンシアは“がら空き”のネットに押し込むだけだった」と報じるなど、香川一色だった。

 チームは勝ち点を81に伸ばし、2位マンチェスターCとの勝ち点差を13に引き離すなど独走中。21日にマンチェスターCがトットナムに敗れ、22日にマンチェスターUがアストンビラ戦で勝利すれば、2季ぶり20度目のリーグ優勝が決まる。ドルトムントでのブンデスリーガ連覇から1年。香川のプレミア制覇へのカウントダウンが始まった。

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