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柿谷 絶好調5戦8発!目指すはザックジャパン入りだ

[ 2013年2月22日 06:00 ]

町田との練習試合で軽快な動きを見せるC大阪のMF柿谷

練習試合 C大阪3―1町田

(2月21日 国際海洋エントランス)
 ゴール量産で日本代表まで駆け上がる――。C大阪は21日、宮崎キャンプの最終日にJFL・町田と練習試合を戦い、主力組が出場した1試合目は3―1で勝利した。PKを含む2ゴールを挙げたMF柿谷曜一朗(23)は、これで始動からの練習試合すべてで得点をマーク。5試合で計8得点と絶好調で開幕を迎えようとしている。リーグでも得点を重ねることで、念願のザックジャパン入りまで上りつめる。

 晴れわたった宮崎で、エースが締めくくりの2発をぶちかました。2トップの一角として先発した柿谷が、後半8分に自ら倒されて得たPKを冷静に沈めて1点目。さらに同13分にはDF丸橋のクロスをFWエジノが頭で折り返すと、これを右足のジャンピングボレーで合わせ豪快にネットを揺さぶった。

 「キャンプ最後の試合に勝てて良かった。ミスが多くてまだまだかなというのはあるけど、コンディションは上がってきている」

 課題は口にしても、その動きの良さは他の選手よりも抜きんでている。何よりゴールを量産していることが好調の証しだ。練習試合初戦となったタイ合宿でのバンコク・グラスFC戦から、この町田戦までの計5試合。そのすべてでゴールを決め、計8得点をマークした。かつては魅せるプレーに終始していた天才が、今ではゴール前での仕事に専念している。

 攻撃の選手として怖さを発揮できるようになった今、やはり日本代表入りの期待が高まる。本人は「まだそれに見合うプレーはできていない」と言うものの「チームで結果を残せばついてくる。日本人として日本代表を目指すのは当然」と意気込みを語っている。リーグで大暴れした先に見えるザックジャパン-。「3・2」開幕からサクラの背番号8は全開モードでいく。

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