コリンチャンス　２度目頂点へ！元浦和エメルソン成長見せる　　

コリンチャンスのチッチ監督（左）と元浦和ＦＷエメルソン

クラブＷ杯準決勝 コリンチャンス―アルアハリ

（12月12日 豊田）
　大人になった問題児が７年ぶりの日本で成長した姿を披露する。００年以来２度目の優勝を目指すコリンチャンスは１２日、初戦の準決勝でアルアハリ（エジプト）と対戦。エースは００～０５年に浦和などで活躍したＦＷエメルソン。前日練習では軽快な動きを披露し「このタイトルを獲るために数カ月準備してきた」と決意を語った。

　日本時代は無断帰国、遅刻、移籍騒動などを起こしたトラブルメーカーも「当時は２６歳だが今は３４歳。成熟したし成長したと思う」と胸を張る。「試合や状況を読めるようになった」と頭脳的なプレーを取り入れ、リベルタドーレス杯決勝第２戦で２得点を挙げるなど初の南米王者の立役者となった。「選手それぞれが役割を果たした結果さ」と謙虚に語ったが、帰りは“お騒がせ男”らしく音楽プレーヤーを抱え、大音量のサンバを響かせて会場を後にした。