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J2昇格のV長崎 功労者退任で波乱含み

[ 2012年11月21日 19:45 ]

 サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)で初優勝し、来季からJ2に昇格するV・ファーレン長崎は21日、諫早市内で宮田伴之社長らが記者会見し、20日に突然発表された佐野達監督(49)の退任について「J昇格の実現が佐野監督との契約条件だった。今後はJリーグで戦えるチームづくりを進めなければならない」とチーム刷新の意図を強調した。

 J2昇格の功労者でもある同監督の退任には唐突な印象も強く、来季に向けては波乱含みの様相だ。クラブ側の説明によると、同監督は19日、長崎県などを表敬訪問し、来季への抱負を語っていたが、直後にフロントは契約更新しないことを伝えた。後任についても「長崎にゆかりのある人を今月中に選任する」としているが、次期監督が未定の段階での退任に、選手会側は納得していないという。

 佐野監督はJ2草津の監督を経て、2010年から長崎の指揮を執っていた。10年と11年は5位だったが、今年は20勝7分け5敗で初優勝、悲願のJリーグ入りを決めた。退任にあたっては「長崎で3年間私を支えてくださった皆さまに、感謝の気持ちでいっぱいです」とのコメントを出した。

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2012年11月21日のニュース