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本田 復調ボレー弾!豪快左足でチーム3連勝に貢献

[ 2012年10月29日 06:00 ]

ロシアリーグ CSKAモスクワ2-1テレク・グロズヌイ

(10月28日)
 CSKAモスクワの日本代表MF本田圭佑(26)が28日、弾丸ボレーで完全復調をアピールした。敵地でのテレク・グロズヌイ戦にトップ下でスタメン出場し、前半25分には左からのクロスに左足で合わせて今季6得点目を叩き込んだ。痛めていた右ふくらはぎ打撲の影響を感じさせない活躍を見せ、チームの3連勝に貢献。11月14日のW杯アジア最終予選、オマーン戦での活躍が楽しみになった。

 6月3日のW杯アジア最終予選オマーン戦を再現したかのようなゴールだった。左サイドからのクロスにタイミングを見計らいながら本田はエリア内へ侵入。左足を合わせ、豪快にネットを揺らした。難易度の高いシュートを決めても喜びは控えめ。世界一を目指す男は当然だ、と言わんばかりの顔だった。

 本来の姿を取り戻した。21日の前節ルビン・カザン戦は負傷の影響があった。7日のスパルタク・モスクワ戦で右ふくらはぎを打撲。ザックジャパンでの親善試合ブラジル戦(同16日)はフル出場したが、完治には遠かった。ルビン戦では守備に追われる場面が目立ち、後半途中に交代。だが、この日は見違える動きを見せた。前半8分には巧みなバックステップでシュート。GKの正面を突いたが同28分には頭で相手ゴールを脅かした。後半32分にも右からドリブルで切れ込み無回転シュート。「(シュート技術を)改善していくにはシンプルにやり続けること」と常々、継続の重要性を説く。その言葉通り、果敢に追加点を狙う姿勢を示した。

 11月14日には日本代表の一員として敵地でのW杯アジア最終予選オマーン戦が控える。左膝を負傷し離脱したMF香川(マンチェスターU)の招集は絶望的で本田にかかる負担は今まで以上に大きくなる。しかし日本のエースが順調ならば期待通り、いや、それ以上に応えてくれるはずだ。

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2012年10月29日のニュース