名古屋、また下位に勝てず…ピクシー「クリームがなかった」

＜名古屋・大宮＞後半、名古屋・永井（右）と競り合う大宮・東

Ｊ１第２８節 名古屋０―０大宮

（10月6日 瑞穂陸）
　名古屋はまたも下位との対戦で白星を逃した。５失点した新潟戦から守備は修正できたがゴールが遠く、引き分け。ストイコビッチ監督は「ケーキの土台はあったが、一番大事な（仕上げの）クリームがなかった」と独特の表現で嘆いた。

　前半途中から守備的ＭＦを田口、ダニルソンの２人にして中盤を厚くし、トップ下に入った玉田を中心に攻めた。後半には闘莉王を前線に上げた。だが、計１７本のシュートは空砲に終わった。

　それでも、ケネディが前節に腰痛を再発して離脱中ながら、パスを回してリズムをつかんだのは収穫。玉田は「これをベースにやり続けることが大事」と話した。