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テリーの弁明を痛烈に批判 FA「ありえない 不自然だ」

[ 2012年10月6日 11:45 ]

人種差別的発言への弁明を批判されたチェルシーのDFジョン・テリー

 イングランド・サッカー協会(FA)は5日、独立規律委員会が人種差別的発言をしたとされるチェルシーのDFテリーに科した4試合の出場停止と罰金22万ポンド(約2800万円)の処分理由を発表し、テリー側の弁明を「不自然」と退けた。

 テリーは昨年10月のQPR戦で、相手DFアントン・ファーディナンドに人種差別的な発言をした。同選手は差別的な言葉を口にしたことは認めているが、言いがかりに反論するために相手の言葉を繰り返しただけで、侮辱の意図はなかったと主張。FAに対して、異議を申し立てていた。

 FAは報告書でテリーの弁明を「信じられる根拠がない。ありえない。不自然だ」と痛烈に批判している。

 この問題でウェストミンスター治安判事裁判所は7月に無罪判決を出している。同選手は先月「裁判所で疑いを晴らしたが、また(FAから)罪を問われることによって、代表での自分の立場を支えられなくなった」とイングランド代表からの引退を表明している。

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2012年10月6日のニュース